日商簿記に必要なスキル・適性

簿記は、帳簿のつけ方のルールです。実際の取引を、そのルールに則った形で帳簿に書けるようになるのが基本です。

要は、そのルールを覚えて、実際の事例にあてはめる事ができればいいわけです。級が上がれば出題される取引事例が増え、考えなければならない問題も増えますが、2級までは努力で取得することが可能だと言われています。

最初は、独特のルールや雰囲気に戸惑うかもしれませんが、学習を続けて慣れてしまえば、誰でもある程度の水準に達することができるのです。ただ、強いて言うなら数学が得意な人のほうが向いているかもしれません。

簿記では大原則として、どんぶり勘定にならないような厳格な整合性が求められます。イコールで結ばれた数学の等式のように、左右が一致することが必要になるのです。

その見事な整理のされ方をゲーテが「人類最高の発明」と評したほどですし、簿記を最初に書物で紹介したのはパチオリという数学者です。実際、科目によっては方程式やグラフを用います。しかし、それはあくまで一部分なので、数学が苦手だと簿記はできない、ということにはなりません。

数学は苦手な人の方が多いはずですが、簿記では毎年多数の合格者が生まれています。簿記は、誰にでも扱うことのできる便利な技術なのです。

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