工業簿記は、日商簿記2級と1級で出題され、2級の配点は全体の40%、1級は25%となっています。原価計算は1級で出題され、その配点は25%となっていますが、2級においても初歩的な部分は出題されています。
工業簿記は、原材料を仕入れて加工し、それを販売するまでを記録し、その記録に基づいて「製造原価報告書」という財務諸表を作成するまでの一連の流れを扱います。商業簿記との違いは、材料の加工・製造も扱うことです。製造業用の、商業簿記のようなものだと考えればよいでしょう。
原価計算はその名の通り、原材料の加工や製造にいくらかかったかを計算するものです。経営者が生産を決める時の判断材料(1個あたりいくらで何個作るといくら儲かるか…、など)を提供するのも原価計算のなかに含まれます(一般に管理会計と言われる分野です)。
この工業簿記と原価計算は、数学的な要素を含む部分があり、苦手とする方が割りと多い科目です。また、一連の手続きを解答する問題が多く、最初の問題でつまずくとあとも全部間違ってしまい、大幅な失点につながってしまうので注意しましょう。
特に1級は、1科目でも40%をきると、それだけで不合格にされてしまうため、苦手だからといって後回しにせず、克服に努めましょう。
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