日商簿記を取得すると高い収入が期待できる、とはなかなか言いづらいようです。一般的に、日商簿記と関連する業務といえば経理になりますが、通常の経理職であれば、だいたい平均ぐらいの収入になります。
近年の不況で人件費は削減の流れにあり、経理は派遣社員やパートでまかなう会社も多くなってきており、高収入は期待しにくくなっています。会計事務所などにおいても、重要な業務は有資格者である公認会計士や税理士が扱うため、事務員では高収入はあまり期待できないでしょう。
しかし、日商簿記を取得して、業務の質や幅を広げることは可能です。日商簿記の学習経験があれば、税理士などの上級資格に進みやすくなります。
また、最近は一般企業においてCFO(最高財務責任者)という役職が導入されるケースが増えてきています。これは、財務に関する全般的な意思決定を行う役員で、財務部門のトップとしてさらなる活躍が期待されています(日産のゴーン氏はCEO、最高経営責任者でした)。役員となれば、かなりの高収入が期待できるでしょう。
もちろん、日商簿記があればCFOになれるというわけではないですが、その土台となる会計の基本は身につける事ができます。財務の重要性が高まっている現代においては、日商簿記の可能性も高まってきているといえるでしょう。
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